2009年6月15日 [ コラム ]

日常のリスク管理が大切!(1)

コラム第2回目である。

隔週にアップすると決めたが、かなり大変である。

自分で始めたことなので誰にも文句は言えないのだが、もともと日記など書いたことがなかったのでなかなか・・・

お陰で出張の新幹線車中もコラムの更新に忙しく、東京から新大阪まであっという間に到着した。

さて、ボヤキはこれぐらいにして、今回は『日常のリスク管理が大切!(1)』。
今回も情報セキュリティに関するテクニカルな話題ではなく、普段の心構えの話題である。

「リスク管理」というと、何か大袈裟な事、事前にリスクアセスメントを行って、そのリスクを評価して、受容・転嫁などの判断を経営者に・・・・・、と企業における情報セキュリティの「リスク管理」であればこんな話であるが、ここでは、もっと日常的な話題を提供したいと思う。

これは、筆者が実際に体験したことである。

昨年の秋だった。土曜日の昼に東京都内のある駅で電車に乗ろうと、プラットホームに向かう下りのエスカレータに乗っていた。

周囲には誰も居なく空いていた。ホーム着きかけたころ、品のよさそうな初老のおばあさんと2~3歳のお孫さん(もちろん推測、でもまず間違いない!)が2人で前からやってきて上りのエスカレータに乗った。

おばあさんは、お孫さんを自分の前を歩かせながら、その後ろからエスカレータに乗せようとしていた。筆者はエスカレータを降りそのままホームの方へ向かったのだが、なんとなく気になって振り返った。そのときである。

上りのエスカレータにお孫さんを乗せたおばあさんは自分も一緒にエスカレータに乗ったのだが、バランスを崩して転んでしまったのある!しかも真後ろに!上りのエスカレータなのでかなりの勢いで後ろに倒れた。

周りには誰もいなかったこともあり、筆者はすぐに駆け寄ってエスカレータの非常停止ボタンを押した。お孫さんには何事もなかったが、おばあさんは額に傷を負ってしまった。程なく、エスカレータの上(改札口)から、おばあさんの息子夫婦が慌てて降りてきて、その後すぐに駅員も駆けつけた。

大事には至らなかったが、一歩間違えると、おばあさん、お孫さん共に大怪我に繋がりかねない事故であった。

さて、ここからが「リスク管理」であるが、今回はここまで。

次回は7月1日『日常のリスク管理が大切!②』で、この事故の「リスク管理」について考えたい。


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