2012年5月25日 [ コラム ]
いざという時
当社では、会社の事業継続という観点から、BCPについて従来から様々な検討をしてきているが、昨年の3月11日に発生した東日本大震災を経験してからは、事業継続という観点だけでなく、コンティンジェンシープラン(緊急時対応計画)という意味合いも強くなっている。この背景には、近い将来緊急事態が起こる確率が高いという前提がある。
当社のイントラネットには、以前より「BCPポータル(災害対応)」というポータルサイトが存在している。どちらかと言えば、従来はあまり活用されてこなかったサイトであるが、3.11以降、個人個人の意識の変化とともによく利用されているようである。筆者も今年の3月14日に国立競技場で体験した地震の経験(詳細は前回のコラム「スタジアムで地震」)を踏まえて、改めてこのポータルサイトを隅々までチェックし、日頃から準備しておくべきことを再考してみた。
当社の「BCPポータル(災害対応)」には「BCPガイドライン」や「危機管理体制」など当社の社内規定が掲載されているとともに、災害対応の為のさまざまな社外サイトへのリンクも掲載されている。そのうちのいくつかをご紹介したいと思う。
なお、当社で作成されているサイトの為、東京近郊に関する情報に偏っているがご容赦いただきたい。
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国土交通省ハザードマップ
(http://disapotal.gsi.go.jp/index.html)
津波ハザードマップ、土砂災害ハザードマップ、地震防災危険度マップなど様々なハザードマップが容易されており、市町村が公表しているハザードマップへのリンクもある。
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東京都の地域危険度
(http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/bosai/chousa_6/home.htm)
都内の市街化区域の5,099町丁目について、各地域における地震に関する危険性を、建物の倒壊及び地震による火災について測定し、この危険性を「総合危険度」として1つの指標にまとめている。
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内閣府 防災情報のページ
(http://www.bousai.go.jp/)
内閣府の防災に関するページ。担当大臣の記者会見やさまざまな災害緊急情報について掲載されている。
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東京都防災ホームページ
(http://www.bousai.metro.tokyo.jp/index.html)
東京都総務局の防災ホームページ。災害発生時に緊急ニュースや被害状況避難情報が掲載される。
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東京都医療機関案内サービス
(http://www.himawari.metro.tokyo.jp/qq/qq13tomnlt.asp)
路線や駅、住所、診療科目などから、医療機関を検索することができる。
これらのホームページに掲載されている情報には、災害の発生に備えて事前に頭に入れておくべき内容のものもあれば、実際に災害が発生したときに初めて利用するものもあるが、いずれにしても、これらのサイトに一度目を通しておくと、まさに「いざ」という時に役に立つ情報を得られるのは間違いないと思う。
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